小学1年生~小学3年生
小学低学年の学習内容は、どれも日常生活と共にあります。
できる限り生活の中で活かしていくことが大切です。
今学んでいることが、毎日の生活に役立つことを子どもたちに教えていきます。
勉強の取り組み方を身につけます。
この時期に正しい学び方が身につけられると、考えることが好きになります。
学ぶことが楽しくなり、お子さんにとっては一生の財産となります。
この時期の子どもは、抽象的な思考が難しいので、常に具体物との関わりの中で学習を進めていく必要があります。
子どもが、具体物(目の前の物) ⇆ 半具体物(ブロックなど) ⇆ 抽象概念(数字)等を自在に行き来することで、抽象的な考えを少しずつ育てていきます。
1年生
学び始めの大事な時期ですので、じっくり、ゆっくり、ていねいに進めていきます。
座る姿勢、鉛筆の正しい持ち方、文字の書き方など、勉強するための基本を身につけます。
文字はゆっくり、ていねいに書きます。
1年生のうちは、速く答えを求めることよりも、じっくり取り組むことが大事です。
特に考える場面では急がせずに、お子さんのペースを大切にします。
2年生、3年生
先生とのやり取りを通して、考えの筋道を作っていきます。
先生はそれぞれのお子さんに合わせて適切な発問をおこない、思考の幅を広げていきます。
ゆっくり、じっくり、ていねいに取り組むことを基本としますが、算数の計算や知識の暗記については、少しずつスピードを意識しておこなえるようにしていきます。
国 語
日本語の規則を学びます。日本語の規則(文法)が分かると、正しく文章を読み取ることができます。
詳しくは、「指導方針」の「一文読解」をご覧ください。
算 数
数の概念や数量の理解が無理なくできるように、具体物や半具体物(ブロック、絵図)を使って指導します。
計算分野では、6+8のようなくり上がりのあるたし算と、13-7のようなくり下がりのあるひき算が重要です。
この計算の定着が高学年になったときにも影響しますので、考え方をしっかりと理解できるようにします。
また、筆算でおこなう200-3や236-78のような、となりの位からくり下げる計算も、
多くのお子さんがつまずく難しい計算です。
具体物や半具体物を使って、十進法を理解できるようにていねいに指導します。
文章題では、絵図を書けるようにするために、少しずつ絵図を自分で書く練習を進めていきます。