私たちの想い(2)
とことん向き合う
私たちはいつも、目の前にいる“この生徒”をもっと深く理解したいと考えています。
そのために、一人ひとりの生徒との会話を大切にしています。
1対1で話をすると、表情や声のトーン、受け答えなどからその日の生徒の様子が分かりますので、それに合わせてアプローチの仕方や発問の内容を変えていきます。
学習効果ができる限り高まるように工夫しています。
現在の教育業界は、効率を追い求めてどんどんデジタル化されています。
タブレットなどを使い、人との関りがなくても勉強できるように思われますが、小学生や中学生の時期は先生とのやり取りを通しての学習がとても大切になります。
学習の仕方をまだ知らない小・中学生にとっては、先生の適切な指導や発問によって、学び方や考え方の基礎を身につけていくことができるからです。
古いと思われるかもしれませんが、You-You スクールはこれからも、一人ひとりの生徒にとことん向き合い、最適な学習を提供していきます。
考え方を学ぶ
はじめて You-You スクールの授業を受けたお子さんは、少し戸惑うかもしれません。
You-You スクールでは、答えが合っていても、すぐに〇がもらえないからです。
どのように考えたのかを先生に説明しなければなりません。
国語の読解問題では、答えの根拠になる文に線を引く必要があります。
算数や数学では式、途中式、筆算だけでなく、場合によっては図や 表なども書かなければなりません。
答えしか書いてない場合は、やり直しになります。
このように指導しているのは、正解か不正解かということよりも、子どもがどのように考えたのか、答えに辿り着くまでの「思考の筋道」が大切だと考えているからです。
私たちはこれからもこの指導を続けていきます。
論理的に考えることの楽しさを知った子は、その後、あっと驚くほど伸びていくことを実感しているからです。
基礎から学ぶ
基礎というと、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
基礎とは、決して「簡単な内容」のことではありません。
基礎とは、その学習の根幹のことで、最も重要な部分を指します。
学びは、最も重要な部分を正しく理解することから始まります。
保護者の方からうちの子は応用問題が苦手だと相談をいただくことがあります。
応用問題はいくつかの基礎内容と+αの発想の組み合わせでできています。
+αの発想は、後々、様々な問題を解くことで培われますが、基礎内容は学習するその都度身につけていく必要があります。
日々の学習を表面的な理解で終わらせるのではなく、先生は生徒が深く理解できるように導くこと大切です。
では、生徒が基礎内容を正しく理解できたかどうか、どのように確かめればいいのでしょうか。
ご家庭でもできる方法をご紹介します。
それは、お子さんに説明してもらうことです。
お子さんが自分の言葉で筋道の通った説明ができれば、正しく理解していると言えるでしょう。
初めから、すらすら説明できる子はいませんので、保護者の方が手助けをしながら少しずつできるようにしていくのがいいと思います。
国語重視
芸術系の教科には当てはまらないかもしれませんが、すべての教科の土台になるのは国語の力です。
中でも、語彙(言葉)力と読解力がとても大切です。
私たちは、言葉を使って学びます。
学習とは、文字(言葉)を読み、言葉で考え、文字(言葉)を書いて表現する活動です。
授業も、先生が言葉(文字)を使って説明します。
そのため、身につけている語彙量が乏しいと、教科書の内容や先生の説明が理解できなくなります。
英文を思い浮かべていただくとわかりやすいと思います。
英単語や英熟語を知らないと、英文の内容を正しく理解することはできません。
どんなに英文法を理解していても、何が書かれているのか分からないため、読み進めることができなくなってしまいます。
YouYouスクールでは、語彙力を高めるための学習を積極的におこなっています。
ただ言葉の意味を暗記するのではなく、学んだ言葉を使いこなせる力をつけるために、様々な工夫をしています。
また、「読書の森」(トップページに戻り、読書の森のページをご覧ください)の授業も、語彙力を高める取り組みの一環です。
古今東西の名作、人気作家の作品、入試で出題される本などを1冊丸ごと読み通し、そこに出てくる言葉の中から重要な語句を確認して身につけていきます。
一文読解
一文読解(いちぶんどっかい)とは、聞き慣れない言葉かもしれませんが、一つの文に何が書いてあるのかを正しく読み取ることを言います。
いくつかの文がまとまって段落を作り、いくつかの段落がまとまって全体の文章になります。
文章読解は文章全体を読み取ることですが、細分化していくと、一つの文を正しく理解することから始まります。
一文の内容が正しく理解できないのに、文章全体の内容を理解するのは容易ではありません。
YouYouスクールでは、文章読解を正確にするために一文の組み立てをしっかり学びます。
まずは主語と述語の関係から始めます。
主語と述語(動詞)の関係は、英語を学習する上で非常に大切なことです。
日本語の文には3つの型があります。基本3文型と言います。
①何がどうする。(ある・いる)
②何がどんなだ。
③何が何だ。
次に修飾語と被修飾語の関係、そして一文の構造を学びます。
一文を正しく理解できるようになったら、二文の読解に進みます。
二文の読解では、接続詞と指示語を学び、文章読解の基礎を身につけていきます。
YouYouスクールでは、このように文章の読み取り方の基本になる文法をスモールステップで学んでいきます。
中学生でも、必要な生徒には一文の読解から指導していきます。