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来年の千葉県の公立高校入試はどうなるの?
報道により、すでにご存じの方も多いと思いますが、今年度(令和5年度)の千葉県公立高校入試において、多数の採点ミスが発生しました。そのため、来年度(令和6年度)の入試がどのように変わるのか、県教育委員会の対応が注目されています。
先日、千葉県入学者選抜改善検討会議において、来年度の入試について提言がまとまりました。
この提言を踏まえて7月中旬ごろを目処に、県教育委員会から来年度の入試についての発表があるようです。
この提言を読むと、来年度からは「マークシート+デジタル採点方式」になるような印象を受けます。
もし「マークシート+デジタル採点方式」となれば、マークシート解答の割合が気になります。提言には、「記述問題の採点に注力できる」などの記載があるので、記述問題は残る見込みです。注目点は記述問題がどの程度残るのか、またどのような出題形式になるかということでしょう。
茨城県では昨年度入試ではマークシート方式が導入されましたが、国語、社会、数学の平均点が大きく上がってしまいました。今年度は一部に記述問題も復活しましたが、国語は記述問題とは名ばかりで、「〇〇字で抜き出しなさい」という書き抜き問題しか出題されず、「要旨を〇〇字でまとめなさい」のような、受験生の学力を測るための問題はありませんでした。
以前、茨城県の出題は記述問題の割合が多かったのですが、採点ミスが起こりマークシートが導入されました。採点ミスが起こりやすい記述問題の出題に、とても敏感になっているような気がします。
さて、来年の千葉県の入試はどうなるのでしょうか。7月中旬の発表に注目し、またご報告します。
千葉県入学者選抜改善検討会議の提言の内容につきましては、千葉県のホームページよりご覧ください。
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