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2023-11-06 09:00:00

合唱コンクール

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先日、中学生の息子の合唱コンクールに行ってきました。

合唱コンクールに行くことができたのは何年振りでしょう?

2年前と3年前は中止、去年は1家族1名しか参加できなかったので、妻が見に行っていました。

 

 

何の制限もなく行われた今年の合唱コンクールは、保護者の人数も多く、学校行事への関心の高さが伺えました。

 

 

息子の中学校では、合唱コンクールはクラスごとに課題曲と自由曲を2曲歌います。

少し驚いたのは課題曲です。音楽の先生方が作曲と作詞をして、学年別のオリジナルの課題曲を作ったそうなのです。

 

 

また、課題曲へのアプローチの仕方も、私が学生時代には経験したことのない方法でした。

まず、それぞれの生徒が歌詞を読んで、歌詞の解釈をします。その後に、グループでそれぞれの考えを発表しあって、歌詞の内容や背景を膨らませる取り組みをしたそうです。

 

与えられた曲をただ歌うのではなく、歌詞の解釈をすることで感情移入を容易にして、より表現豊かに歌うことを目指したそうなのです。

音楽の先生が、最後の講評の際にそのような話をされていました。

 

 

驚きました。すごいですね、近頃の音楽指導は。

私の学生時代は、そんな深いことまでしなかったように思います。単に、私が覚えていないだけかもしれませんが

 

 

息子のクラスは、残念ながら賞は取れませんでしたが、息子は一生懸命に歌っていたので良かったと思っていたら

 

 

声変わりの真っ只中にいる息子は、音程を合わせるのに精一杯で、感情移入なんてする余裕はなかったそうです。

この時期の中学男子は仕方ないですね。

 

 

2023-08-25 09:00:00

人生は敗者復活です

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夏の高校野球が終わりました

 

昨年の優勝校仙台育英が、今年も決勝に進み、慶應高校と対戦しました。

 

私は仕事のため、残念ながら生中継で試合を見ることができず、試合全体の雰囲気を知ることはできませんでした。

夜、いくつかのスポーツ番組で、断片的に試合を見ることしかできませんでした。

 

私は、高校野球は試合内容よりも、球場の雰囲気に魅力を感じています。大学野球やプロ野球とも違う、他のスポーツとも違う、高校野球が持つあの独特の雰囲気が好きです。

汗と土煙の中で泥臭く懸命にプレーする姿と、白球を追いかける高校生の爽やかな笑顔や生き生きとした姿の対比に、何とも言えない魅力を感じています。

 

 

試合は慶應高校が終始リードし、107年ぶりに優勝しました。王者を圧倒した試合運びは本当に見事でした。

 

 

私は、試合内容よりも試合後の仙台育英の球児たちの振る舞い方が印象に残っています。

 

試合後の球場で、慶應高校の監督やナインがインタビューを受けてる際に、ベンチ前で仙台育英の監督、選手全員で、そのインタビューを拍手をしながら聞いていました。

 

毎年、高校野球の優勝インタビューを聞いているわけではないので、これが通常のことなのかどうかはわかりませんが、笑顔で勝者を称えている姿にぐっとくるものがありました。

 

須江監督は「慶応がただただ強かった。完敗です。最高のベストゲームだった」と感想を述べられています。

そして、「人生は敗者復活です。この経験を次に生かします」とおしゃっていたのが、とても印象的でした。

 

また、慶應高校の優勝インタビュー中の仙台育英の選手の様子については、「負けた時に人間の価値が出るからグッドルーザーであれって宮城県大会の初戦の前の日に、負けた時に全力で相手に拍手をしてほしいって言ったらちゃんと返事をしてくれて。森林さん(慶應高校の監督)の挨拶の時、大村君や丸田君(慶應高校の選手)の時にずっとみんな拍手してたので、それは誇りですね。真の王者みたいになれる日が来たらいいですね」と、生徒たちの成長に喜ばれていました。

 

負けた時に相手を称えるというのは、なかなかできることではありません。

真のスポーツマンシップを体現する仙台育英の選手と、そのように教育されてきた須江監督に頭が下がる思いです。

 

 

 

勉強でも、入試でも、自分の望む結果を必ず得られるわけではありません。

上手くいかなかった時でも、腐ったり、誰かのせいにするのではなく、事実をしっかり受け止めて、新たな1歩を踏み出せるような生徒を育てていきたいと思いました。

 

 

 

 

 

 

2023-08-18 09:00:00

両校のプレーに拍手!

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昨日は久しぶりに高校野球をテレビで見ました。昨年の優勝校、仙台育英(宮城)が4対3で2019年大会優勝校の履正社(大阪)を破り、ベスト8へ進みました。

 

同点で迎えた8回、仙台育英は無死2塁で、4番打者が送りバント、5番打者が勝ち越しのスクイズを決めて試合を制しました。4番打者、5番打者が連続してバントという攻撃にも驚きましたが、両打者とも初球と2球目にきっちり成功させたので、あっという間に4点目を取ってしまいました。流れるような攻撃で、履正社に考える時間を与えない見事な攻撃でした。

 

どちらも優勝経験のある学校同士の対戦なので、そのレベルの高さは野球の素人の私でもわかります。

どの選手も正確にプレーできるしっかりとした技術を持っていて、この大舞台でも自分の気持ちをコントロールできる精神力も兼ね備えています。基礎基本が身についている彼らは皆、ひとつひとつのプレーがきれいで、安心して見ていられます。

最後の最後までどちらが勝つかわからない、とても良い試合でした。

 

仙台育英と言えば、昨年優勝した時の須江航監督のインタビューが有名になりました。

 

“宮城のみなさん、東北のみなさん、おめでとうございます!

100年、開かなかった扉が開いたので、多くの人の顔が浮かびました。

準決勝、勝った段階で、本当に東北や宮城のみなさんからたくさんのメッセージをいただいて、本当に熱い思いを感じていたので、それに応えられて何よりです。

入学どころか、多分、おそらく中学校の卒業式もちゃんとできなくて。高校生活っていうのは、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違うんです。 青春って、すごく密なので。 でもそういうことは全部ダメだ、ダメだと言われて。活動してても、どこかでストップがかかって、どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で。でも本当にあきらめないでやってくれたこと、でもそれをさせてくれたのは僕たちだけじゃなくて、全国の高校生のみんなが本当にやってくれて。”

 

昨年の夏の甲子園大会は、まだ新型コロナの影響で、開会式では選手全員で行進できず、キャプテンしか参加できませんでした。

 

夏の甲子園での優勝は、東北の人たちの悲願でした。青森県の三沢高校やダルビッシュ投手を擁した東北高校など、東北勢は9回、決勝に臨んでいますが、いずれも優勝には届きませんでした。須江監督の言葉は、こうした背景を踏まえたものでした。

 

 

今年はやっと通常の練習ができるようになりました。

この3年間、生活のあらゆる面で制限されていた子どもたちが、自由に色々な経験ができる社会に戻りつつあることを嬉しく思っています。

 You-Youスクールあすみが丘も、ひとり一人の子どもが勉強を通して様々な成長ができるようにサポートしていきます。

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