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両校のプレーに拍手!
昨日は久しぶりに高校野球をテレビで見ました。昨年の優勝校、仙台育英(宮城)が4対3で2019年大会優勝校の履正社(大阪)を破り、ベスト8へ進みました。
同点で迎えた8回、仙台育英は無死2塁で、4番打者が送りバント、5番打者が勝ち越しのスクイズを決めて試合を制しました。4番打者、5番打者が連続してバントという攻撃にも驚きましたが、両打者とも初球と2球目にきっちり成功させたので、あっという間に4点目を取ってしまいました。流れるような攻撃で、履正社に考える時間を与えない見事な攻撃でした。
どちらも優勝経験のある学校同士の対戦なので、そのレベルの高さは野球の素人の私でもわかります。
どの選手も正確にプレーできるしっかりとした技術を持っていて、この大舞台でも自分の気持ちをコントロールできる精神力も兼ね備えています。基礎基本が身についている彼らは皆、ひとつひとつのプレーがきれいで、安心して見ていられます。
最後の最後までどちらが勝つかわからない、とても良い試合でした。
仙台育英と言えば、昨年優勝した時の須江航監督のインタビューが有名になりました。
“宮城のみなさん、東北のみなさん、おめでとうございます!
100年、開かなかった扉が開いたので、多くの人の顔が浮かびました。
準決勝、勝った段階で、本当に東北や宮城のみなさんからたくさんのメッセージをいただいて、本当に熱い思いを感じていたので、それに応えられて何よりです。
入学どころか、多分、おそらく中学校の卒業式もちゃんとできなくて。高校生活っていうのは、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違うんです。 青春って、すごく密なので。 でもそういうことは全部ダメだ、ダメだと言われて。活動してても、どこかでストップがかかって、どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で。でも本当にあきらめないでやってくれたこと、でもそれをさせてくれたのは僕たちだけじゃなくて、全国の高校生のみんなが本当にやってくれて。”
昨年の夏の甲子園大会は、まだ新型コロナの影響で、開会式では選手全員で行進できず、キャプテンしか参加できませんでした。
夏の甲子園での優勝は、東北の人たちの悲願でした。青森県の三沢高校やダルビッシュ投手を擁した東北高校など、東北勢は9回、決勝に臨んでいますが、いずれも優勝には届きませんでした。須江監督の言葉は、こうした背景を踏まえたものでした。
今年はやっと通常の練習ができるようになりました。
この3年間、生活のあらゆる面で制限されていた子どもたちが、自由に色々な経験ができる社会に戻りつつあることを嬉しく思っています。
You-Youスクールあすみが丘も、ひとり一人の子どもが勉強を通して様々な成長ができるようにサポートしていきます。