毎日更新ブログ(平日)

2023-08-25 09:00:00

人生は敗者復活です

 4263243_m.jpg

 

 

夏の高校野球が終わりました

 

昨年の優勝校仙台育英が、今年も決勝に進み、慶應高校と対戦しました。

 

私は仕事のため、残念ながら生中継で試合を見ることができず、試合全体の雰囲気を知ることはできませんでした。

夜、いくつかのスポーツ番組で、断片的に試合を見ることしかできませんでした。

 

私は、高校野球は試合内容よりも、球場の雰囲気に魅力を感じています。大学野球やプロ野球とも違う、他のスポーツとも違う、高校野球が持つあの独特の雰囲気が好きです。

汗と土煙の中で泥臭く懸命にプレーする姿と、白球を追いかける高校生の爽やかな笑顔や生き生きとした姿の対比に、何とも言えない魅力を感じています。

 

 

試合は慶應高校が終始リードし、107年ぶりに優勝しました。王者を圧倒した試合運びは本当に見事でした。

 

 

私は、試合内容よりも試合後の仙台育英の球児たちの振る舞い方が印象に残っています。

 

試合後の球場で、慶應高校の監督やナインがインタビューを受けてる際に、ベンチ前で仙台育英の監督、選手全員で、そのインタビューを拍手をしながら聞いていました。

 

毎年、高校野球の優勝インタビューを聞いているわけではないので、これが通常のことなのかどうかはわかりませんが、笑顔で勝者を称えている姿にぐっとくるものがありました。

 

須江監督は「慶応がただただ強かった。完敗です。最高のベストゲームだった」と感想を述べられています。

そして、「人生は敗者復活です。この経験を次に生かします」とおしゃっていたのが、とても印象的でした。

 

また、慶應高校の優勝インタビュー中の仙台育英の選手の様子については、「負けた時に人間の価値が出るからグッドルーザーであれって宮城県大会の初戦の前の日に、負けた時に全力で相手に拍手をしてほしいって言ったらちゃんと返事をしてくれて。森林さん(慶應高校の監督)の挨拶の時、大村君や丸田君(慶應高校の選手)の時にずっとみんな拍手してたので、それは誇りですね。真の王者みたいになれる日が来たらいいですね」と、生徒たちの成長に喜ばれていました。

 

負けた時に相手を称えるというのは、なかなかできることではありません。

真のスポーツマンシップを体現する仙台育英の選手と、そのように教育されてきた須江監督に頭が下がる思いです。

 

 

 

勉強でも、入試でも、自分の望む結果を必ず得られるわけではありません。

上手くいかなかった時でも、腐ったり、誰かのせいにするのではなく、事実をしっかり受け止めて、新たな1歩を踏み出せるような生徒を育てていきたいと思いました。