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成績の良い生徒が得意なこと! (その3)
成績がいい生徒は読解力があるというお話の続きです。
音読練習の成果も出てきて、つかえずに読めるようになってきたのに、こんなお悩みはありませんか?
「うちの子、すらすら読めるようになってきたのに、内容がわかってない! いったい、どうして ⁉︎」
保護者の方にとっては、とても不思議に感じることだと思います。
すらすら読めるのに、内容がわかっていない原因は大きく3つ考えられます。
①言葉の意味を知らない。
そもそも言葉の意味を知らなければ、文の意味は読み取れませんね。
解決方法
保護者の方がお子さんに言葉の意味を確認してみて、わからない言葉があったら辞書を引いたり、保護者の方が教えたりしてみましょう。
②イメージ力が弱い。またはイメージする力がない。
言葉の意味は知っていても、それを想像するのが難しいことがあります。
イメージ力が弱いというのは、イメージすることに慣れていないため、読むことと同時にイメージすることができないケースです。
解決方法①
この場合は、読点までゆっくり読ませて、お子さんに「どういう意味?」「何て書いてある?」などと確認してあげましょう。
「読むこと=イメージすること」というのが、わかるようになれば、読みながらだんだん理解できるようになってきます。
解決方法②
低学年でイメージ力がまだ育っていない場合は、お子さんと一緒にゆっくりと文節、または読点まで読んで、その内容を説明してあげてください。
また、絵心がある方でしたら、簡単なイラストを描いてあげるのもいいでしょう。
③そもそも子どもは、自分の興味のない内容には関心を示さない。
本を読んで内容を理解できないお子さんに、親御さんが一生懸命説明しても、その説明がお子さんに届かないことがあります。
子どもは自分が興味のないことには、情報をシャットアウトする傾向があります。
大人も自分の興味のないことは、無理に聞きたくないですよね。
興味のない本を読むように無理に勧めてしまうと、読書そのものが嫌になってしまいます。
低学年で読書嫌いにしてしまうのは、あまりにも大きな損失になります。
しばらくは、好きな本や興味のある本をたくさん読むようにしましょう!!