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紙一重は大きな差②
昨日の続きです。
昨日お話ししました息子のソフトテニスの試合について、負けた原因を考えてみました。
スポーツと勉強には共通点があるので、気づいた点を簡単にお伝えします。
今回の試合の敗因は、大きく2つあると思います。
1つはプレーが荒いことです。
もちろん、いいプレーも沢山ありました。観戦している人たちから驚きの歓声が上がるような素晴らしいプレーがある一方で、荒いプレーというのか、凡プレーも目立ちました。
特に、良いプレーでポイントを取った次のプレーでは、相手のセカンドサーブをネットに引っ掛けたり、チャンスボールを簡単にミスしたり、もったいない場面が多く見られました。
そしてもう1つ、優勝ペアとの大きな違いは、ここぞというときにポイントを取れるかどうかということです。
優勝ペアはとても勝負強いのです。勝負どころでは、自分たちからはほとんどミスしません。相手がミスをするまで、ていねいなプレーで粘るのです。息子ペアはその粘り強さに根負けして、ミスをしてしまうことがありました。
試合はファイナルゲームまで進み、優勝ペアを追い詰めたので、点差としては紙一重のように見えますが、優勝ペアとの実力差はまだまだ大きいと感じました。
スポーツで良い結果を出せるかどうかは、いかにミスをしないか、凡ミスを減らせるかにかかっています。
これは勉強にも当てはまります。
テストで点数が伸びない原因のほとんどは、ミスが多いことです。それも難しくないところでミスが多いのです。
簡単なミスをケアレスミスと言いますが、その言い方はミスすることに対して軽い印象を与えてしまうので、あまり良くないような気がします。
ミスをする度に深刻になる必要はありませんが、ミスをしてしまった原因をしっかり突き止めて改善することが大切です。
ケアレスミスならば、どこでどのように注意をすればミスを防げるのか、立ち止まって分析する必要があります。
日頃の練習をていねいに取り組むことの大切さは、スポーツでも勉強でも同じです。
練習でできないことは、試合でもできません。1試合に1回くらいはスーパープレーが出ることがありますが、そんなのはまぐれなので、あてになりません。
試合では、コンスタントに良いプレー、堅実なプレーを続けることが勝因になります。
勉強も日頃の取り組みの質を上げていくことが、テスト結果につながっていきます。