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成績が上がる勉強方法 定期テスト2週間前⑤
前回の「記憶を強化して、忘れない方法」の続きです。
大昔、草原や森の中で生活していた私たちのご先祖は、常に命の危険にさらされていました。
「以前、この水飲み場でライオンに出合ってしまい間一髪で逃れた」とか、「この黄色い実を食べたら体調を崩して生死をさまよった」とか、そういうことは絶対に忘れてはいけない情報です。
忘れたら死んでしまうからです。
私たちは命に関わることは、記憶に保存されるようにプログラムされているのです。
では、あなたの目の前の英単語はどうでしょうか?
その英単語を忘れると死んでしまうでしょうか?
そんなことはありませんね。英単語がなかなか覚えられず、覚えたと思ってもすぐに忘れてしまうのは、そうした理由からです。(学校で習う勉強は、ほぼすべて命に関係ないことですね)
そこで、英単語を大事な情報だと脳に認識させるにはどうすればいいのでしょうか?
それは「くり返し思い出す」=「アウトプット」(出力)することです!!
情報を脳から取り出す(アウトプット)たびに、その情報の記憶は強化されるようになっています。
この情報をこんなに使うということは大事な情報なんだと、脳が認識(錯覚?)するというわけです。
すると、その情報は忘れてはいけない情報として、長期記憶の保管庫に移されます。
記憶を強化してその情報を脳に保存するには、その情報を何度も思い出すことが大切です!
そのため復習する時には、必ず「テスト形式」で行うことがポイントです!!
2回目以降の勉強は、1回目に赤★を付けたところをメインに勉強することになりますが、「テスト形式」=「何も見ないで」解いてみましょう(アウトプット)!!
できなかったところは、あらためて解説を読み、数学ならば式や途中式を書けるようにする、他の教科ならば解き方を説明できるようにしましょう(インプット)。