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「やる気」は自分自身で出すことができる! (2)
前回の続きです。
モチベーションが下がっている子が、やる気を取り戻す何か良い方法はないのでしょうか。
実はいい方法があります。人には<行動原則>があります。
子どもはやる気がないからやりたくないと言いますが、やる気が出ないことを理由にして何もしないでいても、いつまでもやる気は出ません。
やる気というのは、待ってはいけないのです。
<行動原則>
「人は感情(意欲)によって行動するが、その感情を生み出しているのは自分自身である」
「意欲を刺激するのは、逆説的だが「行動」である」
人は行動することで自分のモチベーションを上げることができます。
保護者の皆様も初めはやる気がなかったけれども、始めてみたらいつの間にかやる気がないことを忘れていたというご経験はないでしょうか。
たとえば、休みの日。
ご飯を作るのが億劫で、なかなか重い腰が上がらないときがありますよね。
でも、「えいっ!」と思い切って作り始めると意外と作れてしまうものです。
人は行動し始めるときに最もエネルギーを多く使います。
自転車に重い荷物を載せて走るときは、こぎ始めるときが最も力が必要なので一番大変です。
でもある程度スピードが出てしまえば、その後はそれほど力強くこがなくてもスムーズに進んで行きます。
スピードに乗ってしまえば、こぎ始める前の億劫な気持ちはいつの間にか忘れしまうものです。
いかに思い切って第一歩を踏み出すか。
初めの一歩さえ踏み出せれば、後はどうにかなるのです。
「もうすぐ学校が始まるのに(もう学校が始まったのに)、勉強に気持ちが向いていない」
そんな様子のお子さんには、ぜひこの話をしてあげてください。
勉強しはじめることで、自分の心にエンジンをかけることができます。
やり始めてしまえば、初めは気が乗らなくても少しずつ集中できるようになります。
とりあえず勉強する! やってみる! これが勉強にやる気のないときの秘訣です!