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定期テストで成績を上げる4つのポイント 【④すらすら解けるようになるまでくり返す】
定期テストで成績を上げる4つのポイント」の4つ目です。
【④すらすら解けるようになるまでくり返す】(目安はかけ算くく!)
このシリーズは、勉強が苦手な生徒向けに書いています。
このシリーズは、今回が最後になります。いよいよテスト直前の10日間の勉強についてです。
前回は、テスト10日前までに1周目の勉強を終えることの大切さをお伝えしました。
この10日間はどの教科とも、兎にも角にも、くり返し勉強することが大切になります。
次に挙げたことは確実に実行しましょう。
①教科書の太字の用語を覚えたかどうか、すべて確かめる。
②1周目の勉強で、まちがえた問題をやり直す。(教科書に載っている問題、ワークの問題、プリントなど)
2周目以降の勉強は、1周目と同じように、テスト範囲をすべて勉強してもいいのですが、時間に限りがあるので、1周目にできなかったところを中心にやり直します。
その時の取り組み方も大切です。
2周目、3周目…と、復習する時には、必ず「テスト形式」でおこないます。
テスト形式というのは、テストのときのように、何も見ないでやってみることです。
例えば単語の復習をする時に、単語をただ眺めて終わりにしている人がいますが、それはまったく意味がありません。
日本語を隠して、単語のスペルが書けるかどうか、テストしてみることが復習です。
この時、もう一つポイントがあります。
それは、「すぐに思い出せる」かどうかということです。
「これ、何だっけ?え〜と、んーと…」と、1つのことを思い出すのに、何十秒も時間をかけてはいけません。
思い出すのに時間がかかるということは、まだ完全に覚えていない、身についていないということを示しています。
あなたは、かけ算くくを思い出すのに時間がかかりますか?
すぐにパッと思い出せると思います。パッと思い出せるようになったら、それは完全に覚えた、身についたというサインなのです。
かけ算くくのようにすらすら思い出せるようにすることが大切なのです。
でも。かけ算くくのようにとなると少し基準が厳しいので、思い出すまでの時間は「15秒以内」と決めて取り組んでみましょう。
覚えていなければ、その場で覚え直します。解けない問題は解説をよく読んで理解します。
数学や理科などは、解き方、考え方を再現できるまで落とし込みます。
また、生徒からの質問で、何周くり返せばいいですかと聞かれることがあります。
答えは、覚えるまで、身につくまでです。
と、言いたいところですが、勉強が苦手な人にとっては、いきなりそこまで取り組むのは大変です。
ですので、まずは「3周」しましょう。
テスト範囲になっている、教科書、ワーク、プリントたちを3周しましょう!
3周するだけでも、各教科数十点ずつ上がるはずです。
定期テスト直前の2日間は、2周目、3周目の復習でできなかったところをもう一度やってみましょう。
他に心配なこと、気づいたことはしっかり確かめておきましょう。
テスト範囲表も再読して、取り組んでいないことはないかどうかを総チェックしましょう!
改めて、成績が上がる4つのポイントを確認しておきます。
定期テストで成績を上げる4つのポイント
①テストの1ヶ月前から勉強を始める
苦手な教科から手をつける
②まずは教科書を勉強する
ワーク(問題集)はその後で
③テストの10日前までに1週目(1回目)の勉強を終える
進度をそろえる
④すらすら解けるようになるまでくり返す
目安はかけ算くく
1人でも多くの中学生が、テスト勉強の進め方がわかって、良い結果を手にしてほしいと思っています。
ぜひお試しください!