ブログ

2023-11-16 09:00:00

【今日の寺子屋】  小学2年生 分数は難しい(3)

 

4688801_m.jpg

 

 

皆さんは、はじめて分数を習ったのは何年生の時でしょうか?

私は3年生の時に勉強したような・・・。(たぶん! 遠い記憶すぎて不明)

今から2030年前に小学生だった人たちは、4年生で習っていました。

昔は分数を理解するのは難しいとして、3年生や4年生で習っていたのです。

 

 

しかし今では、2年生まで下がってきています。

子どもたちが苦戦するのもうなずけますね。

 

 

 

さて、教科書の扱いがほんの少しの2年生の「分数」ですが、この単元は重要な内容が詰まっています。

そのため、表面をサラッと学ぶのではなく、時間をかけてじっくり学習するのがおすすめです。

 

 

「分数」の学習も後半になると、次のような問題が登場します。

「元の大きさを1/2にして、それを半分にすると、元の大きさの(  )になります。」

 

 

2年生にとっては、とても難しい問題です。

言葉だけでは理解しにくいので、テープ紙などを使ってチャレンジしてみます。

 

 

この時も子どもが自分の手でテープ紙を折って、確認することが大切です。

折ったり広げたりを何度かくり返して、1/2の半分が1/4になることを理解していきます。

 

 

そして、「次は1/4を半分に折ったらどうなるかな」と、さらに質問を投げかけます。

すると子どもたちは、1/4のテープ紙をさらに半分に折って、意気揚々と私のところに見せにきます。

 

 

このように、算数は手を使って学ぶと理解が深まり、子どもたちも楽しく勉強できます。

手を使って学ぶ実体験型の学びを「ハンズ・オン・ラーニング」(Hands on Learning)と言います。

 

 

手で学ぶ。

ご家庭でもお試しください。