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2024年度千葉県入試への対策「社会」はここに注目!
11月27日に、多くの塾用教材や受験用教材を扱う株式会社エデュケーショナルネットワーク様が主催する「千葉県入試分析セミナー」に参加してきました。
2024年(令和6年度)の千葉県公立高校入試の出題について、注目すべき点を伺ってきました。
本日は「社会」についてシェアします。
知識をベースにした“処理力”が問われる!
Stage1
資料と文章量は多いものの、設問の内容は“知識ありき”であることがほとんど!
丸暗記ではなく、「なぜ」「どうして」を重視して、流れやしくみを関連づけて理解することが重要!
Stage2
高校の新科目「歴史総合」の影響もあり、世界史と絡めた出題が増加!
特に近現代史の難化は著しいため、対策に力を入れる必要あり!
公民は教科書改訂に伴い加わった新出用語に要注意!
Stage3
数値が絡んだものも含めた資料の分量は多く、「資料が何を示しているのか」をすばやく読み取ることが必須の入試!
資料問題対策は重点的に!
平均点は54.5点で、昨年度より1.8点低くなりました。
地理、歴史、公民の3分野のうち、地理分野の平均正答率が72.0%、歴史分野と公民分野はそれぞれ48.3%と45.5%となっていて、地理分野が得点しやすくなっています。
千葉県の社会は、資料の読み取りが必要な問題が多くなっています。知識をもとに、資料を論理的に正しく読み取る力が必要になります。
毎年多くの受験生が苦手にしている問題に、出来事を年代の古い順に並び変える問題があります。今年も3問出題されました。どの問題も暗記だけでなく、歴史の流れをしっかりと理解しているかが問われます。
苦手な問題と言えば、記述問題も毎年苦戦します。今年は3問出題され、そのうち2問は部分点を含めた正答率が10%台でした。まずは確かな知識が必要です。そしてキーワードを入れ、条件に合った作文練習をくり返しましょう。
アルファベットによる略語の問題も毎年出題されています。今年はTPPを答える問題が出題されましたが、正答率はあまり高くありませんでした。略語は毎年出題されますので、しっかりと覚えましょう!