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2023-12-08 09:00:00

2024年度千葉県入試への対策 「数学」はここに注目 !

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1127日に、多くの塾用教材や受験用教材を扱う株式会社エデュケーショナルネットワーク様が主催する「千葉県入試分析セミナー」に参加してきました。

2024年(令和6年度)の千葉県公立高校入試の出題について、注目すべき点を伺ってきました。

 

本日は「数学」についてシェアします。

 

キーワードは「データの活用」 & 「共通テスト」!

Stage1

2年連続で出題があった「四分位範囲と箱ひげ図」は今後難化の可能性も。

凝った設定での出題も考えられるため、用語の意味や図の読み取り方を徹底しておく必要あり!

 

 

Stage2

日常の中の数学を意識させる出題(大問4)は読解力が問われるだけでなく、知識の活用・情報整理も重視されている!

他県入試を積極的に対策に活用し、問題に慣れることが重要!

 

 

Stage3

設問間の難易度差は広がる傾向に!

前半は易化する一方で、上位生向け問題は定番の難問が戻りつつあるため、レベル別の入試対策が不可欠!

 

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平均点は47.0点で、前年度と比べて4.5点低くなりました。

今年は正答率が0%の問題もあり、難易度は難化しました。

 

千葉県の公立高校入試の数学で確実に解きたい問題は、大問1(1)(2)の6問の計算問題です。ここでしっかりと21点を取ることが大切です。

 

「四分位範囲と箱ひげ図」は2年連続出題されています。データの活用分野は2024年度も出題される可能性が高いので、問題集をくり返しておきましょう!

 

作図問題は毎年出題されています。45年前までは非常に難しい問題でしたが、ここ数年は解きやすい問題になってきました。今年度もそれほど難しくない問題でしたが、正答率は低くなりました。標準レベルで問題文が少し長めの問題を練習しておきましょう!

 

毎年出題される関数と図形の問題の小問(1)は得点しやすいので、問題文をしっかりと読みましょう。難易度の高い関数や証明問題は、千葉県の過去問だけでなく、他の都道府県の過去問にもチャレンジして力をつけておきましょう。

 

今年の大問4は、じゃんけんを用いたゲームに関する会話文や表から、正確に情報を読み取り、文字を用いた式やことば等で表現する問題でした。

近年は、大学入学共通テストの数学の問題や公立中高一貫校の適性検査のように問題文が長いため読解力が必要になっています。また、与えられた様々な情報を整理する力も問われています。得点しやすい小問もあるので、諦めずに落ち着いて取り組みましょう!