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2023-12-18 09:00:00

徳川家康の遺訓

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You-Youスクールあすみが丘の授業には、子どもを本好きにする「読むとくメソッド®読書の森」という授業があります。

 

11月10日のブログでは、NHKの大河ドラマ「どうする家康」の話題にからめて、「読むとくメソッド®読書の森」の課題図書になっている松本清張さんが書いた『徳川家康』(講談社火の鳥文庫)をご紹介しました。

 

 

そして昨日は、ついに今年の大河ドラマ「どうする家康」がラストを迎えました。

個人的には北川景子さんの素晴らしい演技力が印象に残りました。

 

 

 

徳川家康は大坂の陣の翌年になくなりますが、亡くなる前に後継者へ教えを残しています。

すでにご存じの方も多いと思いますが、この教えがとても印象深いのでご紹介します。

 

 

人の一生は重荷を負て遠き道をゆくか如し

いそくへからず

不自由を常と思へばふそく無し

こころに望み起こらば困窮したる時を思ひ出すヘし

堪忍ハ無事長久の基いかりハ敵と思ヘ

勝事はかり知りて負くる事志らされハ害其身にいたる

お乃れを責て人をせむるな

及ばざるハ過ぎたるよりまされり 

慶長九年卯月家康

 

 

人の一生というものは、重い荷を背負って遠い道を行くようなものだ。

急いではいけない。

不自由が当たり前と考えれば、不満は生じない。

心に欲が起きたときには、苦しかった時を思い出すことだ。

がまんすることが無事に長く安らかでいられる基礎で、怒りは敵と思いなさい。

勝つことばかり知って、負けを知らないことは危険である。

自分の行動について反省し、人の責任を攻めてはいけない。

足りないほうが、やり過ぎてしまっているよりは優れている。

(湖南市教育ネットより)

 

 

 

あの徳川家康でさえ、人生は思い通りにならないものだと感じていたのでしょうか。

人生において、自分を律することが何よりも大切だと伝えたかったのでしょう。

家康が亡くなって400年以上経ちますが、人の一生は変わりませんね。