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成績が上がる勉強方法 定期テスト1週間前②
★時間をかけ過ぎていませんか?(1)
暗記系の勉強について考えてみましょう。
暗記系とは、英単語や漢字、理科や社会の太字の用語などのことです。
テストにおいては、暗記ものは覚えていればそのまま点数につながるので、確実に覚えたいですね。
暗記系の勉強に取り組むときに大事なのは、「思い出すまでの時間を意識する!」です。
そこで、「1つのことを思い出すまでの時間を10秒以内」などとマイルールを決めます。
制限時間は長くても30秒以内にしましょう。
なぜならば、しっかり覚えたかどうかは、思い出すまでの時間に比例するからです。
突然ですが、7×8はいくつですか?
7×8=56ですね。
思い出すまでに時間がかかりましたか?
3秒もかからずに思い出せましたね。
このように私たちの脳は、しっかり覚えていることについては、すぐに思い出せるようにできています。
しかし記憶があいまいになっていることは、思い出すまでに時間がかかります。
「8×6は、え〜と、え〜と…」となるようであれば、記憶があやふやになっています。
長い時間をかけて思い出せたとしても、その場合は記憶として定着していないので、必ずもう一度覚え直すようにしましょう。
英単語が暗記できているかを確認する場合は、日本語を見てから10秒以内につづりをライティングします。もし、10秒以内に書けなければ、その単語は覚えていないことにして、次の英単語に進みます。
このように、思い出すまでの制限時間を決めることで、時間をかけ過ぎる「だらだら勉強」は無くなり、効率よく勉強できるようになります。
成績が上がる勉強方法 定期テスト1週間前①
★まとめノートは作った方がいいの?
定期テスト前になると生徒から、「まとめノートを作った方がいいですか?」と質問をもらいます。
特に、理科と社会でよく聞かれますね。
私の答えは「どちらでもいい」です。
作ろうかどうかを迷っているのならば、1度作ってテストに臨んでみてもいいでしょう。
頭の中が整理できて理解しやすいとか、覚えやすいというのならば、ノートを作る意味があると思います。
ノートを作るときは、シンプルに作りましょう。
色々な装飾をしてカラフルにしない方がいいです。
使う色は、黒、赤、青 の3色までにしましょう。
まとめノートを作るのは大変そうだな、作り方もわからないという人は、無理に作る必要はありません。
ノートがなくても大丈夫です。
たいていの問題集(学校のワーク)には、要点がまとめられているページがあります。
また、図や表がまとまっているページもあるので、上手に利用しましょう。
成績が上がる勉強方法 定期テスト2週間前⑤
前回の「記憶を強化して、忘れない方法」の続きです。
大昔、草原や森の中で生活していた私たちのご先祖は、常に命の危険にさらされていました。
「以前、この水飲み場でライオンに出合ってしまい間一髪で逃れた」とか、「この黄色い実を食べたら体調を崩して生死をさまよった」とか、そういうことは絶対に忘れてはいけない情報です。
忘れたら死んでしまうからです。
私たちは命に関わることは、記憶に保存されるようにプログラムされているのです。
では、あなたの目の前の英単語はどうでしょうか?
その英単語を忘れると死んでしまうでしょうか?
そんなことはありませんね。英単語がなかなか覚えられず、覚えたと思ってもすぐに忘れてしまうのは、そうした理由からです。(学校で習う勉強は、ほぼすべて命に関係ないことですね)
そこで、英単語を大事な情報だと脳に認識させるにはどうすればいいのでしょうか?
それは「くり返し思い出す」=「アウトプット」(出力)することです!!
情報を脳から取り出す(アウトプット)たびに、その情報の記憶は強化されるようになっています。
この情報をこんなに使うということは大事な情報なんだと、脳が認識(錯覚?)するというわけです。
すると、その情報は忘れてはいけない情報として、長期記憶の保管庫に移されます。
記憶を強化してその情報を脳に保存するには、その情報を何度も思い出すことが大切です!
そのため復習する時には、必ず「テスト形式」で行うことがポイントです!!
2回目以降の勉強は、1回目に赤★を付けたところをメインに勉強することになりますが、「テスト形式」=「何も見ないで」解いてみましょう(アウトプット)!!
できなかったところは、あらためて解説を読み、数学ならば式や途中式を書けるようにする、他の教科ならば解き方を説明できるようにしましょう(インプット)。
成績が上がる勉強方法 定期テスト2週間前④
★記憶を強化して、忘れない方法とは?
残念ながら、多くの人は次のような間違った方法で勉強しています。
英単語を復習するときに、英単語をながめているだけの人がいます。
社会の復習をするときも、要点まとめやノートを読んで終わりにしている人がいます。
残念ながら、見たり読んだりするだけでは復習したことにはなりません。
見たり読んだりする「インプット」(入力)では、情報を脳にしっかりと保存することができないのです。
では、どうすれば確実に保存されるのでしょうか?
ポイントは、「これは大事な情報だということを脳に認識(錯覚?)させること」です!
私たちの脳は重要な情報は保存して、重要ではない情報は保存しないという特性があります。
重要な情報というのはどんなことでしょうか? それは自分の命に関わることです。
大昔、草原や森の中で生活していた私たちのご先祖は、常に命の危険にさらされていました。
「以前、この水飲み場でライオンに出合ってしまい間一髪で逃れた」とか、「この黄色い実を食べたら体調を崩して生死をさまよった」とか、そういうことは絶対に忘れてはいけない情報です。
忘れたら死んでしまうからです。
私たちは命に関わることは、記憶に保存されるようにプログラムされているのです。
次回へ続きます。



