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2023-09-12 09:00:00

ただ本を読むだけではないんです!

ことばの学校 男の子 読書ワーク記入シーン.jpg

 

 

「読書の森」は、本を読んで終わりではありません。

本の中に出てきた大事な言葉や、様々な表現を専用のワークを使って学びます。本を読んで、せっかく出合った言葉を、知らないまま、分からないままにしてしまうのはもったいない!

本を読んだ後にしっかり確認して、自分のものにしていきます。

知っている言葉を増やす、使える言葉を増やすことが、学力の土台(核)になります。

 

 

You-Youスクールあすみが丘の「読書の森」は、一般には「ことばの学校」という名前で、全国で約450教室の学習塾で約1万人の生徒の皆さんに利用されています。

下は「ことばの学校」の紹介動画です。クリックするとYouTubeのショート動画が開きますのでご覧ください。

 

https://www.youtube.com/shorts/gMdp-1T_xL0

 

 

 

 

2023-09-11 09:00:00

本を1冊丸ごと読む

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国語の教科書や問題集に載っている文章は、その作品の全文を掲載しているわけではなく、多くはある一部分を切り取ったところだけが載っています。そのため、掲載されている文章だけでは、作者や筆者が本当に伝えたいことが分かりません。

 

You-Youスクールあすみが丘では、「読書の森」という授業を20年ほどおこなっています。「読書の森」では、本を1冊丸ごと読みます。

 

例えば、夏目漱石が書いた「ぼっちゃん」をすべて読んだことはありますか?

 

「ぼっちゃん」という本の名前は知っている人は多いかもしれませんが、初めから終わりまですべてを読んだことがある人は、それほど多くはないと思います。「坊ちゃん」は今から100年以上前の明治時代の後期に書かれた作品なので、その内容は現在とは色々なことが違っています。小学生にはちょっと難しい内容かもしれませんが、想像力を使ってイメージしながら読んでみてほしいです。

 

100年前と現在の違いや共通点に気づくと面白いかもしれません。

また、あなたの身近にも坊ちゃんのように正義感の強い人がいるかもしれませんね。

「坊ちゃん」は日本を代表する作品ですので、1度は子どもたちに読んでほしいです。

 

2023-08-22 09:00:00

「読書の森」の本『字のないはがき』のご紹介

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「読書の森」の授業で使用している書籍の紹介です。

 

今日は向田邦子さん原作の『字のないはがき』(小学館)をご紹介します。

向田邦子さんはテレビやラジオの脚本家として活躍されました。『時間ですよ』『寺内貫太郎一家』などの脚本を手掛け、ホームドラマの名手と言われました。

その後、小説家となり、短編『花の名前』『かわうそ』『犬小屋』直木賞を受賞します。

しかし、1981822日に旅行先の台湾で飛行機事故に遭い、51歳の若さ亡くなりました。向田さんが亡くなって、今日でちょうど42年になります。

 

『字のない葉書』は『眠る盃』に収められている短編で、向田邦子さんの戦時中の実話です。現在千葉市の中学2年生が使用している国語の教科書(光村図書)にも掲載されています。

 

今日ご紹介する本は、向田邦子さんの原作を角田光代(著)と西加奈子(イラスト)によって、年齢が低い子どもにも分かりやすいように絵本化したものです。

 

第2次世界大戦中、まだ文字の書けない一番下の娘(向田さんの妹)さんが、疎開するときのお話です。向田さんのお父さんが、毎日1枚ずつ元気な時には大きな〇を書いて送るようにと、多くの葉書を娘さんに持たせました。疎開先から送られてくる葉書の大きな〇は、すぐに小さな〇になり、やがて×に変わり、ついに×の葉書さえも届かなくなって・・・。

 

家族が離れ離れにならざるを得なかった戦争の悲しみや辛さ、お父さんが娘を思う気持ちや家族愛について、子どもにもわかりやすい文体で表現されています。西さんのイラストにもしみじみします。

 

8月は戦争に関する様々な出来事があった月です。

ぜひご家族で読んでいただきたい作品です。

2023-07-11 09:00:00

幼児や低学年の子には昔ばなしがいい

 

小さいお子さんがいれば、毎日読み聞かせをしているご家庭も多いと思います。

読み聞かせでは、絵本を読んであげることが多いでしょう。

ストーリーが理解できるようになってきたら、おすすめの本は「昔ばなし」です。

 

 

「ことばの学校」事務局開発運営責任者の須藤さんが、読み聞かせに昔ばなしが良い理由について話されています。

下記をクリックしてご覧ください。

 

むかしばなしが読み聞かせに良い理由

 

昔ばなしは、「むかしむかし あるところに おじいさんとおばあさんが 住んでいました」というように、「いつ、どこで、だれが、どうした」などの5W1Hの文がくり返されています。

そのため昔ばなしは、小さいお子さんが文の基本的な構造を身につけるのにとても優れているのです。

特にお気に入りの本は、読み聞かせを何度もせがまれることがあると思います。お忙しいとは思いますが、ぜひ応じてあげてください。

 

くり返し同じ本を読み聞かせすることで、お子さんは日本語の文の構造を自然に身につけていきます。

今日の読み聞かせが、生涯ずっと役立つ国語力の土台を作っていきます。

 

※You-Youスクールあすみが丘では「ことばの学校」(You-Youスクールでの名称は「読書の森」)を導入し、本好きな子を育てています。

※「読書の森」のくわしい内容につきましては、トップページより「読書の森」をクリックしてください。

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