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読書指数®診断の結果について 保護者向けオンライン説明会のお知らせ
「読むとくメソッド®読書の森」を受講している生徒は、年に2回「読書指数®診断」を受けて、日頃の取り組みの成果を測定します。
「読書指数®診断」では、語彙力と読書速度(文字を正確に読む速度)を測ることができます。
「読書指数®診断」後は、成績表を受検生一人ひとりに発行し、結果に基づいて読書指導をおこなっていきます。
また、「読書指数®診断」後には、保護者に対するフォローもおこなわれます。
診断テストの作問担当者から、診断結果(帳票)の見方や出題の意図のほか、語彙力を伸ばすためにご家庭でもできる取り組みなどをお伝えします。
保護者向けオンライン説明会は、どなたでも無料で視聴することができます。
くわしくは、下記のPDFファイルをタップしてください。
PDFに記載のQRコードを読み取り、アクセスしてください。
【チラシ】1216読書指数Ⓡ保護者さま向け+結果の解説オンラインセミナー.pdf (6.35MB)
読む力を高めるあるモノとは?(2)
勉強が嫌いな子や、成績が伸びない子には共通点があります。
それは、文字を読んだり、理解したりするのが苦手なことです。
文字を読んで理解することが学習の出発点なので、ここは避けては通れません。
そこで今回は、家庭でできる「読む力」がつく練習方法をご紹介しましょう。
まず、教科書を用意してください!
と言われると、勉強が苦手な子はやる気がなくなってしまいますね。
教科書なんて、一番嫌いな本ですよね
勉強が苦手な子でも、抵抗なく練習に取り組める本があります。
それは“マンガ”です。
「えっ、マンガでいいの?」という声が聞こえてきそうですが大丈夫です。
勉強が苦手な子は、文字を読んでもその情景が思い浮かべられないため、読んでも面白くないのです。
しかし、マンガは1コマ、1コマに絵(イラスト)が描いてあるので、読んでいる内容を理解しやすいのです。
勉強がすごい苦手な子は、4コマ漫画から始めてみましょう!
また、マンガのいいところは、1文が短いところです。
セリフを吹き出しに入れるため、1文が簡潔にまとめられていることが多いのです。
効果のある練習方法は音読です。
必ずゆっくり読みましょう。
そして、はっきりと1語1語を発音しましょう。
保護者の方は、お子さんの音読を聞いてあげてください。
上手に読めたら、しっかりとほめてあげてください。
そして、毎日続けましょう。(これが、一番大事!)
ラジオ体操の参加票のように、練習した日はシールやハンコをあげるのもいいですね。
とにかく1日でも長く続けてみてください。
お試しあれ!
読む力を高めるあるモノとは?(1)
勉強が嫌いな子や、成績が伸びない子には共通点があります。
それは、読んだり、理解したり、考えたり、表現したり、覚えたりすることが苦手なことです。
「読む」「理解する」「考える」「表現する」「覚える」
どの学習活動も、「文字」や「言葉」が関わっています。
「文字を読む」
「言葉を理解する」
「言葉で考える」
「文字を書く」「言葉で説明する」(表現する)
「文字や言葉を覚える」
これら一連の学習活動の中でも、「文字を読み、理解する」ということが、学習のスタートになります。
「文字を読み、理解する」=「読む力」を高めるためには、読む練習をするしかありません。
特に、勉強が嫌い子は、読むことを避けているため、文字を読む機会が少なくなっています。
すると、ますます読めなくなって、悪循環にはまってしまいます。
走力をつけるためには、走る練習をするしかないのと同じように、読む力をつけるためには、読む練習をするしかないのです。
そこで次回は、家庭でできる「読む力」がつく効果的な練習方法をご紹介します。
角野栄子さんの図書館がオープンしました!
「読むとくメソッド®︎読書の森」の課題図書になっている本に、角野栄子さんの本があります。読書の森には「ファンタジーが生まれるとき」「スパゲッティがたべたいよう」「ぼくびょうきじゃないよ」など、角野栄子さんの作品が10作品揃っています。
中でも「魔女の宅急便」は、子どもたちに大人気です。
宮崎駿さんが監督をされたスタジオジブリの映画にもなっているので、一度は見たことがある子が多いようです。
先日、その角野栄子の作品と功績を広めるための図書館「魔法の文学館」が、東京の江戸川区に開館したと、テレビで放送されていました。
こちらの図書館は「子どもたち自身が心を動かして、面白さを見つけ、感じて、そこから自分の世界を発見して、想像力豊かな心を育めるような施設」をコンセプトに作られたそうです。
館内では、角野さんが選書した9000冊の本を好きな場所で自由に読むことができて、晴れてる日は、庭に持って出てもいいそうです。
最寄りの駅は京葉線の葛西臨海公園ですので、あすみが丘からも比較的行きやすいと思います。
お時間がある時に、親子で訪れてみてはいかがでしょうか。
入場するには、事前に予約が必要です。
詳しくは、下記の「魔法の文学館」の公式ホームページをご覧ください。
松本清張さんの徳川家康
NHKの今年の大河ドラマは「どうする家康」です。人気のある松本潤さんが主演なので、例年に比べて若い人や女性もご覧になっている割合が多いのではないでしょうか。
次回、11月12日(日)の放送では、いよいよ「関ヶ原の戦い」が描かれ、ドラマも最高潮に達するところです。
さて、YouYouスクールあすみが丘では、子どもたちに本の面白さや大切さを知ってもらう機会を増やすため、「読書の森」という授業をおこなっています。
その読書の森の課題図書に、松本清張さんが書いた『徳川家康』(講談社火の鳥文庫)があります。
子ども向けの本としては長編で、300ページ以上あります。
松本清張さんは1953年に『或る「小倉日記」伝』で芥川賞を受賞後、『点と線』『砂の器』など数々の作品を世に送り出し、松本清張ブームが起こりました。没後30年経つ今でも、多くのファンがいます。
推理小説家としてして知られている松本清張さんですが、実は歴史にも深い造詣があり、歴史関連の作品も遺されています。
この講談社火の鳥文庫に収められている『徳川家康』は1955年の出版で、清張さんの初期の作品です。
子ども向けの本もいくつか書いていたようですが、私が知っている限りでは、現在でも読める形で出版されているものは、この『徳川家康』しかありません。
そういう意味では、とても貴重な本です。
巻末の松本清張さん本人の解説には、次のように書いてあります。
「この本は、徳川家康とはどんな人物か、どんなことをしたか、ということを、少年・少女諸君のためにわかりやすく書いた。」
「この本では、家康の一生をかきながら、その時代のできごと、その周囲の人物など、できるだけ興味深くかいたつもりである。」
300ページを超える大作は、大人でも読み応えがある作品です。
この秋は、「松本潤さんの徳川家康」と、「松本清張さんの徳川家康」、どちらも楽しんでみてはいかがでしょうか?