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2023-12-21 09:00:00

ある小学生の冬期講習への意気込み

 

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先日ある小学生が、普段の授業よりも講習の方が好きなんだと、わざわざ言いに来てくれました。

その理由を聞いてみると、講習には満足感があるというのです。

 

 

今一つ分からなかったので詳しく聞いてみると、どうやら講習で使うテキストの分量がちょうどいいようです。

ちょうどいいと言っても、楽をしていたら終わらない量だけれども、がんばってがんばって取り組むと、なんとか終わる量なので、それがいいというのです。

講習中に絶対に終わらせるという気持ちで臨むので、目標通りにちゃんと終わったときの満足感や達成感がものすごくあるというのです。

 

 

そういう気持ちで講習に取り組めば、どんどん成長しますね。

この生徒は中学受験を目指している生徒ではありません。

それにも関わらず、小学生のうちからそうした目標意識を持っていることが素晴らしと思うのと同時に、とても嬉しくなりました。

 

 

よし、冬期講習の準備、今日も気合入れてやるぞ!!

 

 

2023-12-20 09:00:00

冬期講習で小学高学年が学ぶこと

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来週から冬期講習が始まります。

文法や文章読解をメインに、それぞれの学力に合った学習をおこないます。

 

 

また、暗記や暗唱にも取り組みます。

小学高学年の国語の教材を一部ご紹介します。

オリジナル教材です。

 

 

今年は「朗読 雨にも負けず」と「暗唱 小倉百人一首」です。

お正月なので、百人一首にチャレンジしてみましょう!

 

 

 

スクリーンショット 2023-12-18 010706    冬期講習 高学年②.png

2023-12-19 09:00:00

冬期講習で小学低学年が学ぶこと

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来週から冬期講習が始まります。

文法や文章読解をメインに、それぞれの学力に合った学習をおこないます。

 

 

また、暗記や暗唱にも取り組みます。

小学低学年の国語の教材を一部ご紹介します。

オリジナルテキストです。

 

 

「歌で覚えるシリーズ」と「身体が使われている慣用句」

1年生もどんどん覚えてしまいます!

 

 

 

 

スクリーンショット 2023-12-18 010355   冬期講習 低学年②.png

2023-12-18 09:00:00

徳川家康の遺訓

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You-Youスクールあすみが丘の授業には、子どもを本好きにする「読むとくメソッド®読書の森」という授業があります。

 

11月10日のブログでは、NHKの大河ドラマ「どうする家康」の話題にからめて、「読むとくメソッド®読書の森」の課題図書になっている松本清張さんが書いた『徳川家康』(講談社火の鳥文庫)をご紹介しました。

 

 

そして昨日は、ついに今年の大河ドラマ「どうする家康」がラストを迎えました。

個人的には北川景子さんの素晴らしい演技力が印象に残りました。

 

 

 

徳川家康は大坂の陣の翌年になくなりますが、亡くなる前に後継者へ教えを残しています。

すでにご存じの方も多いと思いますが、この教えがとても印象深いのでご紹介します。

 

 

人の一生は重荷を負て遠き道をゆくか如し

いそくへからず

不自由を常と思へばふそく無し

こころに望み起こらば困窮したる時を思ひ出すヘし

堪忍ハ無事長久の基いかりハ敵と思ヘ

勝事はかり知りて負くる事志らされハ害其身にいたる

お乃れを責て人をせむるな

及ばざるハ過ぎたるよりまされり 

慶長九年卯月家康

 

 

人の一生というものは、重い荷を背負って遠い道を行くようなものだ。

急いではいけない。

不自由が当たり前と考えれば、不満は生じない。

心に欲が起きたときには、苦しかった時を思い出すことだ。

がまんすることが無事に長く安らかでいられる基礎で、怒りは敵と思いなさい。

勝つことばかり知って、負けを知らないことは危険である。

自分の行動について反省し、人の責任を攻めてはいけない。

足りないほうが、やり過ぎてしまっているよりは優れている。

(湖南市教育ネットより)

 

 

 

あの徳川家康でさえ、人生は思い通りにならないものだと感じていたのでしょうか。

人生において、自分を律することが何よりも大切だと伝えたかったのでしょう。

家康が亡くなって400年以上経ちますが、人の一生は変わりませんね。

 

2023-12-15 10:41:00

学習は読むことから始まる② (内容を読み取る)

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今日は前回の続き、ニ段階目のお話です。

 

音読練習の成果も出てきて、随分とスムーズに読めるようになってきたのに、こんなお悩みはありませんか?

 

 

うちの子、スムーズに読めるようになってきたのに、内容がわかってない!

いったい、どうして⁉︎

 

保護者の方にとっては、とても不思議に感じることだと思います。

スムーズに読めるのに、内容がわかっていない原因は大きく3つ考えられます。

 

 

言葉の意味を知らない。

そもそも、言葉の意味を知らなければ、文の意味はわかりません。

学年問わず、語彙力のない子が多くなってきた印象があります。

 

解決方法

保護者が子どもに言葉の意味を確認してみて、わからない言葉があったら辞書を引いたり、保護者が教えたりしてみましょう。

 

 

イメージ力が弱い。またはイメージする力がない。

言葉の意味はわかっていても、それを想像するのが難しい場合があります。

 

まずイメージ力が弱いというのは、まだイメージすることに慣れていないため、読むことと同時にイメージができないことがあります。高学年の子にも見られます。

 

解決方法(1)

この場合は、読点までゆっくり読ませて、子どもに「どういう意味?」「何て書いてある?」などと確認してあげましょう。

「読むこと=イメージすること」というのが、わかるようになれば、読みながらだんだん理解できるようになってきます。

 

解決方法(2)

低学年でイメージ力がまだ育っていない場合は、子どもと一緒にゆっくりと文節ごとに、または読点まで読んで、その内容を説明してあげてください。

絵心がある方でしたら、簡単なイラストを描いてあげるのもいいでしょう。

 

 

興味がない

子どもは興味のないことには、能動的に取り組みません。

 

幼児期のうちは、好きな本、興味のある本をたくさん読んでほしいと思います。

でも小学校に上がると、そうは言ってられませんね。興味のある本だけでなく、色々な本を読めるようになってほしいですよね。

 

長年、読書指導をしていて気づくことは、子どもたちは食わず嫌いなところがあるということです。読んでないのに、この本は面白そうじゃない、この本は自分には合わない、と決めつけていることが結構あります。

 

解決方法

そこで、活用したいのが教科書です。

 

興味のない本を自分から手に取るのは難しいものです。

興味のない本よりも教科書の方が、手に取りやすいのではないでしょうか。

教科書は音読練習をするのにも適しています。

 

国語の教科書は、長い作品は一部分が掲載されているだけなので、興味のない本を丸々1冊読む必要もありません。そういう意味では、ハードルが低くなっています。

またジャンルも幅広く載っているので、関心のない作品をずっと読むこともありません。

教科書は、関心が持てない作品ばかりではないので、バランスもいいのではないでしょうか。

 

はじめは関心がなくても、読んでみると面白さに気づくことがあります。関心のない文章にも少し触れてみて、読書の世界が広がっていくといいですね。

 

ぜひお試しください。