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時間があってもやる気が出ない?
中学生の定期テスト勉強の話です。
今回の定期テストは、夏休みが明けてすぐにあるので、夏休みという学校がない“非日常”の過ごし方にかかっています。長期休みのために気持ちがだらけてしまって、勉強にやる気が出ない生徒が表れるのが、この前期期末テストの特徴です。普段のように学校や部活がある方がやる気が出る、集中できるという声が多くの生徒から聞こえてきます。
「学校が休みだからたくさん勉強する時間がある」 → 「たくさん勉強して成績が上がる」という考えは、生徒たちには当てはまらないようです。
生徒との個別面談は、こうした生徒のモチベーションを上げることも、大事な目的になっています。
それにしても今回のテストの日程は、かなり早いです。大椎中のテスト日は8月31日と9月1日ですが、8月に定期テストがあるのは初めてのことでしょう。
前回のテストは6月中旬から下旬でしたので、今年のように7月中旬に夏休みに入ってしまうと、前回のテスト後は1か月ほどしか授業がありませんでした。そのため、今回のテスト範囲はどの教科も狭くなっています。テスト日をもう少しあとにするか、6月のテスト日をもう少し前にずらすか、どちらかの方がいいように思うのですが・・・。学校も色々と行事があるので、難しいのかもしれませんね。
千葉県公立高校入試のマークシートと記述問題について
8月28日に、千葉県教育委員会より「令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜マークシート式及び記述式問題による学力検査の実施について」という表題で発表がありました。
千葉県の公立高校入試では、令和5年度(今春)入試において多くの採点ミスが発覚し、本来であれば合格になる受験生が不合格になるなど、大きな問題となりました。
そこで千葉県教育委員会は採点ミスを防ぐための対策として、令和6年度(来春)入試より一部にマークシートを使用すると7月に発表していました。
昨日の発表では、マークシートと記述問題の記入の仕方や注意事項についての詳細が判明しました。
詳しくは、下記より千葉県教育委員会のホームページをご覧ください。
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/press/2023/koukou/0828marktesuto.html
また、下記のPDFファイルもご覧ください。
令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜 マークシート式及び記述式問題による学力検査の実施について.pdf (0.73MB)
中学生と面談しています
令和6年度千葉県公立高等学校第1学年生徒募集定員等について
8月23日に千葉県教育委員会より、令和6年度千葉県公立高等学校第1学年生徒募集定員等について発表がありました。
詳細については下記をクリックして、千葉県教育委員会のホームページをご覧ください。
また、各高校の定員につきましては、下記のPDFファイルをご覧ください。
令和6年度 千葉県公立高等学校第1学年生徒募集定員.pdf (0.1MB)
人生は敗者復活です
夏の高校野球が終わりました
昨年の優勝校仙台育英が、今年も決勝に進み、慶應高校と対戦しました。
私は仕事のため、残念ながら生中継で試合を見ることができず、試合全体の雰囲気を知ることはできませんでした。
夜、いくつかのスポーツ番組で、断片的に試合を見ることしかできませんでした。
私は、高校野球は試合内容よりも、球場の雰囲気に魅力を感じています。大学野球やプロ野球とも違う、他のスポーツとも違う、高校野球が持つあの独特の雰囲気が好きです。
汗と土煙の中で泥臭く懸命にプレーする姿と、白球を追いかける高校生の爽やかな笑顔や生き生きとした姿の対比に、何とも言えない魅力を感じています。
試合は慶應高校が終始リードし、107年ぶりに優勝しました。王者を圧倒した試合運びは本当に見事でした。
私は、試合内容よりも試合後の仙台育英の球児たちの振る舞い方が印象に残っています。
試合後の球場で、慶應高校の監督やナインがインタビューを受けてる際に、ベンチ前で仙台育英の監督、選手全員で、そのインタビューを拍手をしながら聞いていました。
毎年、高校野球の優勝インタビューを聞いているわけではないので、これが通常のことなのかどうかはわかりませんが、笑顔で勝者を称えている姿にぐっとくるものがありました。
須江監督は「慶応がただただ強かった。完敗です。最高のベストゲームだった」と感想を述べられています。
そして、「人生は敗者復活です。この経験を次に生かします」とおしゃっていたのが、とても印象的でした。
また、慶應高校の優勝インタビュー中の仙台育英の選手の様子については、「負けた時に人間の価値が出るからグッドルーザーであれって宮城県大会の初戦の前の日に、負けた時に全力で相手に拍手をしてほしいって言ったらちゃんと返事をしてくれて。森林さん(慶應高校の監督)の挨拶の時、大村君や丸田君(慶應高校の選手)の時にずっとみんな拍手してたので、それは誇りですね。真の王者みたいになれる日が来たらいいですね」と、生徒たちの成長に喜ばれていました。
負けた時に相手を称えるというのは、なかなかできることではありません。
真のスポーツマンシップを体現する仙台育英の選手と、そのように教育されてきた須江監督に頭が下がる思いです。
勉強でも、入試でも、自分の望む結果を必ず得られるわけではありません。
上手くいかなかった時でも、腐ったり、誰かのせいにするのではなく、事実をしっかり受け止めて、新たな1歩を踏み出せるような生徒を育てていきたいと思いました。