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2024年度千葉県入試への対策「国語」はここに注目!
11月27日に、多くの塾用教材や受験用教材を扱う株式会社エデュケーショナルネットワーク様が主催する「千葉県入試分析セミナー」に参加してきました。
2024年(令和6年度)の千葉県公立高校入試の出題について、注目すべき点を伺ってきました。
本日は「国語」についてシェアします。
すべての教科に通じる“読解力”を強化!
Stage1
共通テストの影響で、会話形式やメモ・ノート形式などで全体像をまとめる問題が全国的に目立つように!
空所補充では、千葉県特有の“当てはまる言葉を自分で考える”問題が高難度となるため語彙力の強化にも力を入れる!
Stage2
古典は複数のテキスト(古文と漢文、古文と鑑賞など)の比較で内容把握をさせる問題が増加!
古典でも読解力が必要に!
Stage3
作文は時事や最新傾向を取り入れた問題が頻出!「資料をふまえて書く」必要があるため、資料の要約を重点的に!
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平均点は47.9点、昨年よりも0.2点高くなりました。
2年続けて平均点が40点台の科目は国語だけです。国語が最も得点しにくい科目になっています。
千葉県の公立高校入試の国語は、聞き取り、漢字の読み書き、説明文の読解、小説の読解、古典、200字条件作文など、出題内容が多岐にわたります。他に小問レベルで、漢文の訓読や品詞に識別なども出題され、正に幕の内弁当状態です!
1問目の聞き取り問題は、全科目の最初の問題なので、緊張しないで集中して取り組めるかどうかがカギを握ります。メモを取る練習を重ねて、しっかりと得点したい問題です。
聞き取り問題は、現在では千葉県と青森県、秋田県でしか実施されていませんので、今後はどうなるのか注目されます。
説明文、小説文、古典は難しい設問が多くなっています。特に文章の内容の理解と表現についての問題は難易度が高くなっています。資料の読み取りも含めて、非常に高度な読解力が必要です。
中学3年生になってからでは、これらの問題を解く力はつけられません。
問題を解くためには、目には見えない力として、語彙力や論理力なども大きく関わっています。小学生のうちから取り組みましょう。
最後の200字の条件作文は、取り組める時間が10分程度しかありません。この時間は、問題文と資料を読み取ることを含めての時間ですので、大変厳しくなっています。
普段から身の回りのことや世の中のことに関心を向けて、自分の考えをまとめる練習をしておくことが大切です。また正しく早く資料の読み取る力も必要です。
作文は過去問等で推敲と添削をくり返して、じっくりと取り組みましょう。
得点源になるのは漢字です。9問すべてをできるようにしましょう。
読みは中学生までの範囲、書きは小学生までの範囲ですので、練習すれば必ずできるはずです。
このように出題される問題が様々で、難易度も高い問題が多いので、試験時間が50分では足りない受験生が多くなっています。
対策としては、文字を速く読めるようにすること、確かな読解力をつけることです。
どれも短時間ではできることではないので、中学1年生から、できれば小学高学年から時間をかけて取り組みましょう!
2024年度千葉県入試への対策「社会」はここに注目!
11月27日に、多くの塾用教材や受験用教材を扱う株式会社エデュケーショナルネットワーク様が主催する「千葉県入試分析セミナー」に参加してきました。
2024年(令和6年度)の千葉県公立高校入試の出題について、注目すべき点を伺ってきました。
本日は「社会」についてシェアします。
知識をベースにした“処理力”が問われる!
Stage1
資料と文章量は多いものの、設問の内容は“知識ありき”であることがほとんど!
丸暗記ではなく、「なぜ」「どうして」を重視して、流れやしくみを関連づけて理解することが重要!
Stage2
高校の新科目「歴史総合」の影響もあり、世界史と絡めた出題が増加!
特に近現代史の難化は著しいため、対策に力を入れる必要あり!
公民は教科書改訂に伴い加わった新出用語に要注意!
Stage3
数値が絡んだものも含めた資料の分量は多く、「資料が何を示しているのか」をすばやく読み取ることが必須の入試!
資料問題対策は重点的に!
平均点は54.5点で、昨年度より1.8点低くなりました。
地理、歴史、公民の3分野のうち、地理分野の平均正答率が72.0%、歴史分野と公民分野はそれぞれ48.3%と45.5%となっていて、地理分野が得点しやすくなっています。
千葉県の社会は、資料の読み取りが必要な問題が多くなっています。知識をもとに、資料を論理的に正しく読み取る力が必要になります。
毎年多くの受験生が苦手にしている問題に、出来事を年代の古い順に並び変える問題があります。今年も3問出題されました。どの問題も暗記だけでなく、歴史の流れをしっかりと理解しているかが問われます。
苦手な問題と言えば、記述問題も毎年苦戦します。今年は3問出題され、そのうち2問は部分点を含めた正答率が10%台でした。まずは確かな知識が必要です。そしてキーワードを入れ、条件に合った作文練習をくり返しましょう。
アルファベットによる略語の問題も毎年出題されています。今年はTPPを答える問題が出題されましたが、正答率はあまり高くありませんでした。略語は毎年出題されますので、しっかりと覚えましょう!
2024年度千葉県入試への対策 「英語」はここに注目 !
11月27日に、多くの塾用教材や受験用教材を扱う株式会社エデュケーショナルネットワーク様が主催する「千葉県入試分析セミナー」に参加してきました。
2024年(令和6年度)の千葉県公立高校入試の出題について、注目すべき点を伺ってきました。
本日は「英語」についてシェアします。
“単語が書けていない”への対応が不可欠!
*Stage1
低正答率問題は、リスニングも含め単語補充問題が大半を占める!
単語の難化はほぼ既定路線のため、“書く”を意識した対策が最重要課題に!
新出の英文法は語順整序対策に重点を置く!
Stage2
実用英語を意識した“図版問題”はバリエーションが年々豊富に!
読解はテーマ性のある文章が定番となり、設問は内容把握や数値の計算が絡んだものも全国的に増加している!
Stage3
英文読解、英作文ともに、解きやすい問題が並んでいるため、今後さらに難化の可能性も!
上位生はSDGsや時事に関する英文に触れておきたい!
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平均点は47.6点、昨年に比べて11.1点低くなりました。
ご存じの通り、千葉県の公立高校入試の英語だけは試験時間が60分で、他の科目より10分長くなっています。
また、100点満点中、リスニング問題が33点分もあります。
リスニングが重視されている問題構成です。
リスニングの中でも、文章を聞いてその内容を表す文の空欄に単語のつづりを完成させる問題が4問あり、4問の平均正答率が約21%しかありません。
書かせる単語自体はそれほど難しくないのですが(things,enjoy,agree,favorite)、聞いた内容を理解した上で、空所に適切な語を補い、まとめの文を完成させるところが、受験生にとっては難易度が高くなっています。
単語練習をおこなうのはもちろんのこと、リスニングの問題集などで、ポイントを押さえる練習を重ねておくことが重要です。
英作文の問題は、英語の様々な表現を身につけるとともに、できるだけ簡単な単語や表現で書く練習をすることが大切です。
長文読解は、英文から複数の情報を正しく読み取り、 内容を理解したうえで思考・判断し、適切に表現する問題になっています。
昨年よりも資料の情報量が多くなり、読み取るのが大変になったと思います。
複数の資料を読み取る問題は全国的に非常に多くなっているので、全国の公立入試の過去問題集などで慣れておくと安心です!
冬期講習のお知らせ
冬期講習のご案内です。
⛄冬期講習の日程 12月25日(月)~1月6日(土)の間の全8日間。(12月30日~1月3日は除く)
⛄対象学年 小学1年生~中学2年生
⛄事前に受けていただく学力診断テストの日程 12月5日(火)、7日(木)、12日(火)、14日(木)
くわしくは、下記の「2023年 冬期講習のご案内」をクリックしてください。
ご不明な点がございましたら、「お問い合わせフォーム」からご質問をいただくか、お電話でお問い合わせください。
お申込みも「お問い合わせフォーム」又は「お電話」でお願い致します。
お申込み、お待ちしています!
マークシート方式のテストは鉛筆が鉄則 !!
<千葉県教育委員会より公開された解答用紙のサンプル>
今日から12月になります。
寒さも日に日に増し、入試が近づいてきたことを実感します。
受験生の皆さんは、受験勉強は順調に進んでいますか?
令和6年度の千葉県の公立高校入試から、マークシート&記述式の混合型の入試になることが県教育委員会より発表されています。
これまで、そのような解答方式のテストは受けたことのない中学3年生が大半だと思います。
そのため、ちゃんと準備をしていないと入試本番では焦ってしまい、本来の実力が発揮できなくなる恐れがあります。
そこで、12月か1月の会場模試を受験して慣れておくことをおすすめします。
千葉県の高校受験の定番になっている会場模試「Vもぎ」と「Sもぎ」は、12月の会場模試より下記の通り対応することになっています。
【Vもぎ】
12月の県立そっくりもぎより全科目マークシート方式に対応します。
【Sもぎ】
総進Sもぎ12月号から一部マークシート方式に対応いたします。
1月の会場模試ならば、まだ申し込みが可能だと思います。
12月の模試を受けられなかった人は、1月の模試を受けてみましょう!
マークシートテストを受ける受験生に、大事なアドバイスがあります。
それは、マークシート方式のテストでは、必ず「鉛筆」を使うということです。
鉛筆を使う理由は、鉛筆の方がシャープペンよりも早く塗りつぶせるからです。
1秒が大事になる入試では、ほんのわずかな時間差が合否を分ける可能性があります。
1教科1本、5教科で5本の鉛筆を用意しておきましょう。
(シャープペンを使ってはいけないということではありませんので、誤解のないようにお願いします)
以前、このブログでも取り上げましたが、県教育委員会より発表されたマークシート解答における注意点をまとめたプリントがあります。
下記のPDFファイルをクリックしてください。
会場模試を受ける前や入試本番の前には、必ずじっくりと目を通して、慌てないようにしておきましょう!
令和6年度千葉県公立高等学校入学者選抜 マークシート式及び記述式問題による学力検査の実施について.pdf (0.73MB)
がんばろう、受験生!!


