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2023-11-14 09:00:00

【今日の寺子屋】  小学2年生 分数は難しい(1)

 

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小学2年生で、初めて分数を習います。

 

教科書にはこのように載っています。

「もとの大きさを同じように2つに分けた1つ分を、もとの大きさの二分の一といい、1/2とかきます。」

 

大人が読めば、それ以外に的確な説明は思いつきません。

 

しかし、分数を学ぶのは2年生です。

かけ算くくをようやく覚えたばかりの子どもたちです。

 

簡単に理解できることではありません。

分数の単元は、はじめは多くの生徒の頭の中が???でいっぱいになります。

 

 

難しい内容ですが、学習は最初に習う時が最も大事でなので、教える方もていねいに説明します。

この単元は時間をかけて教えるべき内容です。

 

習い始めに間違った考えを身につけてしまうと、それがずっと続いてしまい、後で修正するのが大変になります。

 

 

高学年になると分数が苦手な生徒が増えてきますが、もとを辿っていくと、2年生や3年生で学んだ分数の理解が不十分なことに原因があるように思います。

 

小学2年生の教科書では、分数の単元はわずか6ページしかありませんが、You-Youスクールでは、時間をかけてていねいに教えます。

 

 

分数の単元は、テキストだけではなかなか理解できないので、生徒の前で紙やテープをハサミで切って1/2にして見せます。

片方を大きく、もう片方を小さく切って、この分け方では1/2にはならないことを説明します。

更に「1/2にする」ことと「半分にする」が同じ意味で使われることにも触れます。

 

次は生徒に紙とハサミを渡して、生徒にも1/2を作ってもらいます。自分で作ってみることで、子どもの理解は深まります。

 

 

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こうして、生徒と11でやり取りしながら、生徒の頭の中の?を11つ無くしていきます。

ほとんどの場合、ここまでで、1こまの授業が終わってしまいます。

 

子どもたちがはじめて出合う概念を理解していく過程は、近くで見ていて何とも楽しいものです。

 

 

次回に続きます。

2023-11-13 09:00:00

ついに100日を切りました! 千葉県公立高校入試

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来春の千葉県の公立高校入試は、令和6220日(火曜日)及び221日(水曜日)の2日間に亘って行われます。

 

今日から数えて、220日まであと99日です。早いですね。あと3ヶ月と少しです。

 

受験生の皆さんは、勉強は順調に進んでいますか?

 

またこの時期は、勉強だけでなく、志望校を決めたり、模試を受けたり、休みの日もやることがたくさんあります。

 

体調を崩さないように、がんばってください。

2023-11-10 09:00:00

松本清張さんの徳川家康

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NHKの今年の大河ドラマは「どうする家康」です。人気のある松本潤さんが主演なので、例年に比べて若い人や女性もご覧になっている割合が多いのではないでしょうか。

次回、1112日(日)の放送では、いよいよ「関ヶ原の戦い」が描かれ、ドラマも最高潮に達するところです。

 

さて、YouYouスクールあすみが丘では、子どもたちに本の面白さや大切さを知ってもらう機会を増やすため、「読書の森」という授業をおこなっています。

 

その読書の森の課題図書に、松本清張さんが書いた『徳川家康』(講談社火の鳥文庫)があります。

子ども向けの本としては長編で、300ページ以上あります。

 

松本清張さんは1953年に『或る「小倉日記」伝』で芥川賞を受賞後、『点と線』『砂の器』など数々の作品を世に送り出し、松本清張ブームが起こりました。没後30年経つ今でも、多くのファンがいます。

 

推理小説家としてして知られている松本清張さんですが、実は歴史にも深い造詣があり、歴史関連の作品も遺されています。

この講談社火の鳥文庫に収められている『徳川家康』は1955年の出版で、清張さんの初期の作品です。

 

子ども向けの本もいくつか書いていたようですが、私が知っている限りでは、現在でも読める形で出版されているものは、この『徳川家康』しかありません。

そういう意味では、とても貴重な本です。

 

巻末の松本清張さん本人の解説には、次のように書いてあります。

「この本は、徳川家康とはどんな人物か、どんなことをしたか、ということを、少年・少女諸君のためにわかりやすく書いた。」

「この本では、家康の一生をかきながら、その時代のできごと、その周囲の人物など、できるだけ興味深くかいたつもりである。」

 

300ページを超える大作は、大人でも読み応えがある作品です。

 

この秋は、「松本潤さんの徳川家康」と、「松本清張さんの徳川家康」、どちらも楽しんでみてはいかがでしょうか?

 

2023-11-09 09:00:00

成績が上がる生徒の前兆

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私たちには、生徒の成績が上がる前触れがわかります。

これから成績が上がる子は、行動が変わるからです。

 

一番分かりやすい変化は、宿題の提出率です。

毎回忘れていた生徒が、2回に1回になります。

2回に1回忘れてた生徒は、4回に1回になります。

 

 

成績を上げるには、勉強しなければなりません。

まず、勉強量を増やすことが大切です。

 

 

宿題をするというのは、勉強量を増やす行動です。

それを自ら取り組むのですから、成績が上がらないはずはありません。

 

 

私たちは、生徒の小さな行動変化を見逃さないように見極めて、継続的に勇気付けを行っています。

2023-11-08 09:00:00

小学生の時の成績

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「学校のテストで何点くらい取れていれば、中学生になっても大丈夫ですか?」

 

小学生のお子さんがいる保護者と面談をすると、時々このような質問をいただきます。

 

お子さんが高学年になると、中学に上がってからのことが心配になります。

そうしたお気持ち、よくわかります。

 

 

小学生のテストには、単元が終わるごとに受けるテストがありますね。カラーで印刷されている大きめの用紙のテストです。

 

あのテストは授業で習った後、すぐにおこなわれるれるので、子どもたちも忘れないうちに受けることができます。

また問題の内容も教科書に出てきたことばかりです。

 

 

保護者の方が言われた「大丈夫ですか?」というのが、中学生になっても授業にしっかりついていけて、定期テストで80点以上を取るという意味で使われたものだとすると、小学校のテストは毎回90点以上取っていないと厳しいです。

 

ほとんどが100点で、時々、不注意なミスなどで95点とか90点くらいのイメージです。

 

小学校の単元テストでいつも80点くらいだと、中学の定期テストでは70点〜60点くらいになると思います。

 

 

 

まずは小学生のうちに、復習する習慣を身につけることが大切です。

 

教科書とノートを開いて、その日の授業で学んだところをしっかりと復習しましょう!