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【今日の寺子屋の風景】 異学年で学び合う良さ
先日、小学4年生のAさんが国語の授業で、「つなぎ言葉(接続語)」のまとめの勉強をしていた時のことです。
4年生にとっては接続語による抽象化や具体化の理解は難しく、苦労する生徒が多いところです。
しかし接続語は、論理の鍵になる重要な言葉のですので、You-You スクールでは早い時期から扱うようにしています。
(生徒によっては小学1年生から学びます)
その日のAさんは、接続語のまとめの学習だったので文章の内容も難しく、かなり苦労していました。
「これ、私も大変だった!でも、あとで大事になるからがんばって!」
その言葉で再びやる気に火がついたAさん。
Bさん、ありがとう!!
Bさんの言葉の通り、接続語は文章読解に取り組むときにとても大事になります。
You-Youスクールでは、異学年が同じ空間で勉強しているので、時には先生の言葉よりも、学年が上の友だちからの言葉の方が生徒の心に届く場合があります。
こうした友だち同士の関わり合いは、異学年で学ぶ良い面の1つだと考えています。
100ます計算の経過報告 (3ヶ月やってみて③)
昨日までは100ます計算を3ヶ月ほど取り組んできた成果についてお伝えしましたが、今日は課題についてです。
100ます計算を取り組みはじめて、どの生徒も点数が上がって、タイムも短くなってきたのですが、その成長が緩やかな生徒がいます。
すでに計算が大嫌いになっている生徒です。
自宅で練習してくることがほとんどないので、あまり成果が上がってきません。
「家でも練習してくると、タイムも良くなるよ」などと、毎回促していますが、なかなかやってくることができません。
こうした生徒にどのように働きかけるといいのか、どうしたら前向きに取り組めるようになるのかというのが現在の課題です。
100ます計算については、また報告したいと思います。
100ます計算の経過報告 (3ヶ月やってみて②)
100ます計算を3ヶ月やってみて、生徒たちの様々な様子に出会っています。
まず、計算自体が速く正確になってきました。
また点数が上がったり、タイムが短くなったりした時には、生徒自身も自分の成長を実感しやすいようです。
子どもたちは3秒は早くなっただけでも、とても喜んでいます。
努力をするとわりと簡単に成果が現れるので、努力と成果を結びつけやすくなっています。これが小学生には合っているように思います。
授業だけでなく、自宅でも練習すると成果が出るというのがわかってきたようで、自宅でも練習してくる生徒が増えています。
他にも良い成果が見られます。
100ます計算は授業の初めに取り組んでいますが、最初に100ますをやることで、その後の授業を集中して臨む生徒が増えてきました。
100ます計算は以前もやっていたことがあったので、授業にも良い影響があることは分かっていましたが、改めて実感しています。
きっと、授業の最初に頭をフル回転させるので、頭がいい状態のまま、その後の授業も過ごせるようです。
まるで車のエンジンのようです。
100ます計算の経過報告 (3ヶ月やってみて①)
以前、小学生4年生〜6年生の算数クラスで、100ます計算を再開したお話をしました。
100ます計算は、名前の通り100ますの中に計算の答えを書いていく計算練習です。
1けたのたし算(例7+6)、20以内のひき算(例13-7)、かけ算(くく)、わり算がありますが、YouYouスクールあすみが丘では、全員がたし算からスタートしました。
そして、目標点と目標タイムを設定して、両方を同時にクリアしたら次のひき算に進みます。
目標点は100点(満点)、目標タイムは1分40秒にしています。
これは、1問を1秒で計算しなければならないスピードです。
100ます計算を再開して、もうすぐ3ヶ月ほど経ちますが、だんだんと練習の成果が現れてきました。
現在は数名の生徒が目標をクリアしてひき算に進み、もうすぐ目標をクリアできそうな生徒も増えてきています。
正に継続は力なりです。
明日は、100ます計算の良さについてお伝えしようと思います。
定期テストで成績を上げる4つのポイント 【④すらすら解けるようになるまでくり返す】
定期テストで成績を上げる4つのポイント」の4つ目です。
【④すらすら解けるようになるまでくり返す】(目安はかけ算くく!)
このシリーズは、勉強が苦手な生徒向けに書いています。
このシリーズは、今回が最後になります。いよいよテスト直前の10日間の勉強についてです。
前回は、テスト10日前までに1周目の勉強を終えることの大切さをお伝えしました。
この10日間はどの教科とも、兎にも角にも、くり返し勉強することが大切になります。
次に挙げたことは確実に実行しましょう。
①教科書の太字の用語を覚えたかどうか、すべて確かめる。
②1周目の勉強で、まちがえた問題をやり直す。(教科書に載っている問題、ワークの問題、プリントなど)
2周目以降の勉強は、1周目と同じように、テスト範囲をすべて勉強してもいいのですが、時間に限りがあるので、1周目にできなかったところを中心にやり直します。
その時の取り組み方も大切です。
2周目、3周目…と、復習する時には、必ず「テスト形式」でおこないます。
テスト形式というのは、テストのときのように、何も見ないでやってみることです。
例えば単語の復習をする時に、単語をただ眺めて終わりにしている人がいますが、それはまったく意味がありません。
日本語を隠して、単語のスペルが書けるかどうか、テストしてみることが復習です。
この時、もう一つポイントがあります。
それは、「すぐに思い出せる」かどうかということです。
「これ、何だっけ?え〜と、んーと…」と、1つのことを思い出すのに、何十秒も時間をかけてはいけません。
思い出すのに時間がかかるということは、まだ完全に覚えていない、身についていないということを示しています。
あなたは、かけ算くくを思い出すのに時間がかかりますか?
すぐにパッと思い出せると思います。パッと思い出せるようになったら、それは完全に覚えた、身についたというサインなのです。
かけ算くくのようにすらすら思い出せるようにすることが大切なのです。
でも。かけ算くくのようにとなると少し基準が厳しいので、思い出すまでの時間は「15秒以内」と決めて取り組んでみましょう。
覚えていなければ、その場で覚え直します。解けない問題は解説をよく読んで理解します。
数学や理科などは、解き方、考え方を再現できるまで落とし込みます。
また、生徒からの質問で、何周くり返せばいいですかと聞かれることがあります。
答えは、覚えるまで、身につくまでです。
と、言いたいところですが、勉強が苦手な人にとっては、いきなりそこまで取り組むのは大変です。
ですので、まずは「3周」しましょう。
テスト範囲になっている、教科書、ワーク、プリントたちを3周しましょう!
3周するだけでも、各教科数十点ずつ上がるはずです。
定期テスト直前の2日間は、2周目、3周目の復習でできなかったところをもう一度やってみましょう。
他に心配なこと、気づいたことはしっかり確かめておきましょう。
テスト範囲表も再読して、取り組んでいないことはないかどうかを総チェックしましょう!
改めて、成績が上がる4つのポイントを確認しておきます。
定期テストで成績を上げる4つのポイント
①テストの1ヶ月前から勉強を始める
苦手な教科から手をつける
②まずは教科書を勉強する
ワーク(問題集)はその後で
③テストの10日前までに1週目(1回目)の勉強を終える
進度をそろえる
④すらすら解けるようになるまでくり返す
目安はかけ算くく
1人でも多くの中学生が、テスト勉強の進め方がわかって、良い結果を手にしてほしいと思っています。
ぜひお試しください!